2003年7月例会報告
出典:日本原燃株式会社のパンフレットより |
ご講演中の金次興一氏
7月9日(水)の例会において金次興一氏(日本原燃(株))の「日本で使用されている主要エネルギーにおける原子力発電の役割と特徴」と題するご講演をお聴きした。ご講演は世界のエネルギー資源確認埋蔵量を含むエネルギー全般の世界の事情の説明から始められた。本題である原子力エネルギーについては世界の原子力発電設備の現状、日本の原子力発電所の運転・建設状況、原子力発電の種類、原子力発電の原理、安全対策、原子爆弾との違い、廃棄物処理方法、再処理の現状などエネルギーの中での原子力の位置づけを説明された。昨今、東京電力の原子力発電設備が大部分運転停止になっており、夏の電力需要ピークでの停電が懸念されいる状況でのご講演であり、発電能力の30%を占める原子力発電の将来とエネルギー多消費型の我々の日常生活との関係、電力生産地と電力消費地との関係を考える良い機会となった。 |