2006年4月例会報告


講演される浅井和子氏

 2006年4月12日(水)浅井和子氏の「50年後の日本−地方の時代」と題する講演をお聴きした。スマイル会の2006年度基調テーマ(21.5世紀の世界ビジョン構想)の一環として行政システムについて今までの中央集権から地方分権の時代となると予測した。内容の構成は(1)なぜ地方の時代か、(2)現在の地方財政制度、(3)「三位一体」の改革、(4)道州制の4項目について考察した。浅井氏のガーナ大使としての体験、東京都の財政、主要国や故郷である高知県の総生産額の比較などから地方の活性化の必要性を述べた。また、異常なまでに増え続ける国と地方の借金は危機的な状況にあるが、その一因は中央集権制にあると考え、道州制の導入など地方主権の確立が選択肢の一つとした。財政危機については出席者の関心が強く、非常に活発な議論や提案があった。「理想的な社会とは」、「NPOの社会的存在意義」などについても議論した。

講演 レジメ
資料−1 県内総生産順位および、海外との比較
資料−2 東京都の一般会計
資料−3 千葉県の一般会計
資料−4 高知県の一般会計
資料−5 わが国の予算
資料−6 道州制


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