2011年10月例会報告

スクリーンの中のジェンダー

松本 侑壬子 氏
アリス・ギイのDVD 講演される松本氏 松本氏の著作の一例

  
2011年10月12日(水)松本侑壬子氏をゲストスピーカーとしてお迎えし「スクリーンの中のジェンダー」と題するお話をお聴きした。講師は少女時代から映画を観るのが好きで映画と向き合った人生を送られ、女性の視点から映画評論等で活躍され、現代社会が男性優位社会であることを痛感された。そして、映画の歴史を振り返り、女性の視点で再評価を試みた。映画は1895年頃フランスでシネマトグラフとして開発され、当時、パリ・写真機材会社ゴーモン社OL(秘書)のアリス・ギイが趣味で「キャベツの妖精」と云う4分程度の動画を作成した。これが女性監督の第1号である。講演では最近、フランスで入手した貴重なDVD映像を解説付きで鑑賞させていただいた。続いて、スクリーンの中の理想の女性像(ヒロイン3条件)について、時代とともに変化する状況を実例を挙げて判り易く解説していただいた。映画の内容は監督が何を訴えたいかに左右されるが監督の多くが男性であれば当然男性の視点で映画が作成されることになる。そこで監督が男性の場合と女性の場合、性的虐待をどのように扱っているかの解説があった。あらゆる職種で女性の参加が増加しており、映画製作の世界も例外ではなく、新しい時代に移行しつつあることが理解できた。


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