2015年3月例会報告


量的・質的金融緩和政策の現状と評価

湯本 雅士

 
   
講演される湯本雅士氏  会場風景

 2015年3月26日(木)湯本雅士氏から量的・質的金融緩和政策の現状と評価と題してお話をお聴きした。1年前(2014.3.)の例会で「日銀黒田体制下の金融政策−その効果と評価」と題してご講演され「アベノミクスの三本の矢や異次元の金融緩和に見られる政策の打ち出し方に白川前総裁と差があり、結果として市場ムードを変え株価や為替レートに影響していると考えられる。黒田体制に対する真の評価は今後の推移を慎重に見守らなければならない。」と結論されていた。今回の講演は1年経過後の現状と再評価と位置づけされるものである。構成は(1)政策当局の情勢判断、(2)量的・質的金融緩和政策(QQE)の実施、拡大(追加緩和)、非伝統的金融政策、(3)QQEの評価、(4)理論的に解明されるべき諸問題、(5)なお残る基本的問題点と政策当局として今後とるべきスタンス(出口からの脱出を焦らない)などについて説明され、結論としてQQEによる経済情勢好転というこの機会を逃さずに、人口動態の変化・世界経済のグローバル化に適応できるよう、日本の経済・社会構造の抜本的な改革に取り組むべき時と結言された。移民問題についても議論された。
 

 講演に使用された資料(テキスト)
 講演に使用された資料(図表)


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