2016年9月例会報告


第一次世界大戦から学ぶものは何か

松崎 昇
  
     

  2016年9月15日(木)松崎昇氏から「第一次世界大戦から学ぶものは何か」と題するお話をお聴きしました。スマイル会の例会では今まで第一次世界大戦や太平洋戦争など20世紀の世界大戦に関するお話が多くあり、戦争の悲惨さを痛感し、人類はこれらの経験をこれからの平和な世界維持にどう役立てるか議論されてきた。今回は19世紀のヨーロッパ情勢を解析し、第一次世界大戦に至る経緯を辿り、未曾有の大戦となった原因を考察した。議論の中で、この第一次世界大戦で人類が大きな犠牲を払ったにも拘らず、その反省が生かされず再び第二次世界大戦を行った人間の愚かさに言及した。翻って、我が国の現状を見ると憲法改正が視野に入り、憲法草案三原則として(1)国民主権の縮小、(2)戦争放棄の放棄、(3)基本的人権の尊重の制限が挙げられており、国民的議論が望まれることを痛感した。

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