2017年1月例会報告

天皇の生前退位意向表明をめぐって
ー改めて天皇制を考える(第三回)−

湯本 雅士
 
      

  2017年1月26日(木)湯本雅士氏から「天皇の生前退位意向表明をめぐってー改めて天皇制を考える(第三回)」と題するお話をお聴きした。天皇の生前退位の希望表明(2016年8月)に触発された報告は、今回を含めて3回の報告(第一回は2016.10.27.,第二回は2016.11.24.そして今回の第三回2017.1.26.)で構成される非常に濃密な力作となった。第一回と第二回では退位声明に関する諸事情の整理、天皇制がどのように始まり、その後どのように変化してきたかを概観した。当初の目次では今回は丸山真男の天皇制に関する業績を外観する予定であったが、有識者会議の「論点整理」が1月23日に発表されたこともあり、その考察を追加して丸山真男の論文については「超国家主義論理と心理」にのみ焦点を当てた。いずれにしても現在進行中の天皇制の関する国民的議論の推移を理解するために非常に示唆に富む発表であった。
 梅津寿一氏から関連情報の提供があった。

天皇論(第三回・新目次)
丸山論(人柄と業績・天皇観) 
 
梅津寿一氏から配布された資料1
梅津寿一氏から配布された資料2


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