2017年3月例会報告


日本の歴史、勝手読みの試み(前編)

中村 嘉孝
  
     
           

  2017年3月23日(木)中村嘉孝氏から「日本の歴史、勝手読みの試み」と題するお話をお聴きした。お話は、はじめに、1.歴史の難しさ、2.日本の歴史をもっと易しくー時代区分の読み直し、3.明治憲法時代の政治体制とその影響、4.伊藤博文の功罪、5.そのほかの明治の元勲たちと伊藤博文との関係、6.まとめで構成されていた。勝手読みの試みと題名にもあるとおり日本の歴史を独特の切り口で解説され、活発な討論が行われた。時間の関係で今回を前編(1〜3)とし、4以降(後編)は後日行うこととした。
 はじめにでは歴史の大切さ、歴史認識の重要性を取り上げる一方、学校教育だけではごく入り口しか教えられないという限界を指摘した。1.歴史の難しさでは事件、人物やその年代に重点が置かれ、その背景や関与についての説明が不十分なための理解の難しさを指摘した。2.では時代区分を読み直すことにより理解を容易にする工夫の提案があった。3.では明治以降1945年までを明治憲法時代と位置づけ政治体制とその影響について解説された。同氏の報告文は全文を「レジュメはこちら」にリンクさせ記載した。

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