2017年7月例会報告
光厳院とその時代 梅津 寿一 |
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2017年7月27日(木)梅津寿一氏から「光厳院とその時代」と題するお話をお聴きした。光厳院(1313~1364)北朝第一代天皇は南北朝の動乱の中で、皇統の正嫡として生まれた責任を誠実に果たそうとしながら、乱世の渦に巻き込まれて波瀾に満ちた生涯を送り、最後には山寺で一禅僧として静かに生を終えた。梅津寿一氏はかねてから京極派歌人としての光厳院に関心をもっており、その遺跡巡りなどを通じて得た知見に基づいて、光厳院の一生と光厳院の教育に大きな影響を与えた叔父花園院をはじめ、南北朝という時代を作った人々についてまとめられた。キーワードは両統迭立、足利尊氏の二度にわたる裏切り、花園院「誠太子書」、持明院統の歌文化・京極派の和歌である。 |
レジュメ |
資料1~6 |
光厳天皇略年譜と中古中世の天皇の一生 |
関連京都府地図 |