2017年9月例会報告
モルテン・ソルト・リアクター(MSR)実現を目指して 古川 雅章 |
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2017年9月28日(木)古川雅章氏から「モルテン・ソルト・リアクター(MSR)実現を目指して」と題するお話をお聴きした。MSRとは現在実用化されているウランを燃料とした原発とは異なり、トリウムを燃料とした溶融塩を使用した原発で、現行の原発とは原理が全く異なり、極めて安全で発電効率の高い原発である。現行の原発との違いは「液体燃料を使う」、「トリウムを燃やす」、「小型である」の3点である。これは講師の実父、故古川和夫氏が米国オークリッジ国立研究所で4年間無事故で運転された溶融塩実験炉を実用化したいという遺志を継いで講師が実用化の努力を行っている事業である。 このテーマは2015.01.22.のスマイル会で「原子力安全革命~トリウム溶融塩炉実現のシナリオ~」と題してご報告いただいた続報である。また最近(2017.09.28.)衆議院第一議員会館で行われた「第一回溶融塩炉(MSR)総合勉強会」でも報告された通り、少しづづ世間の関心が高まて来ているようである。 今回はMSR開発の事業計画並びに最新の状況について解説いただき質疑応答を行った。 。 |
レジュメ |
日経新聞記事(次世代原子炉材料開発) |
米エネルギー省の商業化支援記事(溶融塩炉など) |
事業具体化へのご支援依頼 |
私の視点(豊田正敏氏) |