2017年11月例会報告
ヴェトナム(Viet Num)の歴史(2) ~独立運動とヴェトナム戦争~ 辻 宏 |
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2017年11月16日(木)辻 宏氏から「ヴェトナム(Viet Num)の歴史(2)」と題するお話をお聴きした。今回は10月例会「ヴェトナム(Viet
Num)の歴史(1)」に続くご発表である。内容は<ヴェトナムの独立運動>、<ハノイ・クーデター>、<フランスのインドシナ復帰と米国の介入>、<ディエンビエンフー陥落1954>、<南ヴェトナム>、<南部蜂起1960>、<南ヴェトナム解放民族戦線1960>、<米国の介入1954>、<北爆の開始1965>、<平定作戦(パシフィケーション)1967>、<テト攻勢1968>、<ニクソン大統領登場と「ニクソン戦略」1969>、<サイゴン陥落1975>、<第3次インドシナ戦争1977>、<戦争後のヴェトナム>についてご説明があった。 中国による1000年の支配、フランスによる100年の植民地支配、その後の独立運動とヴェトナム戦争による20年間で疲弊したヴェトナムであるが、それは宿命的な地政学的立地によるところが大きい。特に、ヴェトナム戦争における米国の関与は米国自身にも大きな犠牲をもたらした。また、報道写真が世界の世論に影響した点も見逃せない。さらに、建国の父と呼ばれるホー・チ・ミンは植民地時代からベトナム戦争まで、ヴェトナム革命を指導し、ヴェトナムの歴史に大きく関与した。そのホー・チ・ミンとはどのような人物か、フランスとの関係、民主主義、共産主義、イデオロギーなどの観点から調べてみるのも面白いのではないかという意見もあった。 |
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