2018年09月例会報告


改めて憲法を正視する

東京慈恵会医科大学教授(憲法学)

小沢 隆一
 
  2018年09月27日(木)憲法学者の小沢隆一東京慈恵会医科大学教授をお招きして、「改めて憲法を正視する」と題するお話をお聴きした。安倍首相と自民党が執念を燃やす9条改憲が政治日程にのぼるようになり、それが我が国の将来にどう影響するか国民の強い関心事である。演者は憲法の「正視」その1として改憲提案・改憲案の特徴と問題点、憲法の「正視」その2として米朝会談・南北会談がもつアジア・世界の平和にとっての意義を解説した。そして、私たちが今直面している課題とその展望として(1)9条改憲阻止にはアジアの平和実現が必要、(2)北朝鮮の非核化には、「見返り」として国交正常化・朝鮮戦争終結・平和条約が恰好、(3)朝鮮戦争終結で軍事同盟体制(米韓+日米)の必要性は消滅、(4)北の非核化は米の核戦略見直しで、ロ中も従うはず、核兵器禁止条約の実効化、(5)9条改憲阻止、アジアの平和実現・軍事同盟体制打破、核兵器廃絶は「三位一体」の課題を取り上げて解説した。憲法改正手順(国民投票)についてポピュリズムやリベラルアーツについて議論があった。質疑応答や討論も活発に行われ、演者から非常に楽しい時間を過ごしたとの感想を頂いた。
レジュメ
  日本国憲法(和英対訳)
核・エネルギー問題センターニュース




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