2018年10月例会報告


破局噴火と歴史における記録と文芸

梅津 寿一
     
   
  2018年10月25日(木)梅津寿一氏から、「破局噴火と歴史における記録と文芸」と題するお話をお聴きした。噴火や地震は地球の営みとは言え、人類の文明・文化、世界の歴史に多大の影響を与えてきた。これらについて、古事記神話にどのように記録されてきたか、鬼界カルデラが九州南部の縄文文化をどのように崩壊させたか、六世紀半ばの地球規模の異変について書物・文芸にどのように記録されたかについて詳述された。地球の時限爆弾とも言える破局的噴火は日本では数千年に1回、世界的には数百年に1回起きている。直近の100年間は小規模な噴火しかない極めてラッキーな時期であったが、日本の地理的条件、火山活動の頻度からすると、いつか必ず大災害をもたらすような噴火活動が起こると考えておかなくてはならない。天災は防ぎようがないが被害を最小化する工夫は必要であろう。
レジュメ
 レジュメ(補足)
資料1~3 
 火山爆発指数




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